そんな感じですごい問い詰められて、最低と罵られて、「私、言います！」ってなったのが木曜。
俺は「ふみちゃん勘弁してよ、俺ら今後何年も働くんだよ、そんなの今後、関係きついじゃん」
と止めたけど、「明日、絶対、里田さんに話しますから」と言われ、、、もうオワタと思った。

金曜、里田さんの様子はずっと普通で「あー言わなかったのか、ふみちゃん」と安心したのも束の間
帰り際、ふみちゃんが
「里田さん、（俺）さん、話があります。お食事お願いします。ごちそうにはなりません！」
と俺らを制して、里田さん「なに、なに？」ってなって、結局ファミレスへ。

とりあえず俺は、ビール中瓶を頼み、忘年会でもソフトドリンクしか飲まない里田さんにすすめた。
里田「あ、飲まないですよー」って言ってたけど、
俺「いや、ちょっと飲んでくれたほうが話しやすいんだが、全然ムリだっけ？」と言うと、
里田「じゃ、ちょっとなら大丈夫なんで」とコップを差し出してきた。
半分注いだところで「ストップストップもういいです」と言われ、それで乾杯した。


ふみちゃんはソフトドリンク。あとはアラカルトでいろいろ注文した。
ふみちゃんはいきなり本題にいかず、仕事の話とか、いろいろ話題をふってきた。

里田さんは舐めるようにチビチビ飲んで、１時間かけてコップをあけた。
俺が「もう半分いる？」と聞くと「じゃ、半分の半分」とコップを向けてきた。
でもこの時点で、けっこう愉快に酔っぱらってる感じで、
地味でお堅い里田さんが、いつもよりちょっとおしゃべりになってて、顔も紅潮して色っぽかった。

ふみちゃんが、なんの前触れもなく、いきなり仕掛けた。
服の話題から、いきなり「●●作業、いつもあの●●●（服の種類）ですか？」と里田さんに聞いた。
里田「んーもう作業着だからねー、あれしか着ない。３色あるの。●●作業専用になってる」

ふみ「・・・あの！ あれ、胸、丸見えになっちゃってますよ！ ・・・一昨日、ずっと見えてて」
そして俺を、キッと睨んだ。
ふみ「・・・そして（俺）さんは、知ってて黙ってるんです、、、ずっと見たいからなんですよ！
　　　そうですよね、（俺）さん。だから今日は、それが言いたくて・・・」

里田「・・・んー？」、、、コップ半分のビールで里田さんはそうとう酔っぱらってた。
里田「まぁ、いいよ、あたしの胸なんか、、、」
ふみ「よくないですよ！」
里田「２９年間、何も無いんらから、そういうことがあってもいいのです」

里田さんが２４のときから、処女かもしれないなと、思ってた。
んで同じ会社になってからの５年は、絶対に男できてないって確信があった。
むしろ「男できて結婚して幸せになってほしいな」と思ってた。

ふみ「、、、里田さん酔っぱらってるんで、いま話してることは意味が無いですよ。
　　　また別の日にさせてください、、、里田さん、こんななので」
里田「酔っぱらってないって！ なんでそういうこと決めつけるの！」（笑顔で）

そんなこんなで金曜の夜、ファミレスで、俺ら３人は終電を逃した。
ふみちゃんが「里田さんと（俺）さん２人でラブホテル入るのは許せない」
と言うので奮発して、一般的なホテルの４人部屋に入って始発を待つことになった。

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