仕方ないので、葵を慰めながら、二人で一緒に、A社長を
どうやってなだめた上で、葵を怖がらせずに、フェードアウトするか考えた。
ようやく葵も落ち着いてきて
「ごめんね葵が馬鹿だった・・こんな人と思わなかった・・キモイ。怖い」
「なんか・・関係あるんじゃないのか？」少し問い詰めた。
「あるわけないじゃん！！パパより歳上で見た目もかっこ悪いしそんなの想像するだけでいやだ！！！キモイ！キモイ！変なこと言わないで」とまた切れた。
葵の話を要約するとこうだった。
・いつもすごく高いワインをあけてくれる。
・たまにお小遣いわたしてくる（5万とかだよ）
・ことわってもバッグに突っ込んでくる
・「葵ちゃんとお話できてうれしいから」って言われてる。
・口説かれてるがそのたびに私が切れるかとそれ以上はその日は口説いてこない。
・でもほんとに酔っ払うと、切れてどなられて、帰らされたこともある
・それから謝ってきてこれが電話にでるまでしつこくて少し怖い

このときに完全に、やめさせたらよかった。本当にこのときまでは
、このとおりだったらしい・・もっとも、お小遣いは、5万じゃなく
後にわかったんだが毎回３０万だったんだけどね・・
正直おれも、金に困ってないから、毎月３０万くらいはあげてた。
家賃も払ってるしね。だからお金には、困ってないはずだった。
たまに高いバッグを持ってて、「どうしたのって？」聞くと
「A社長にもらった」とは言ってたけど。
正直おれも、同じようなものも、買ってあげてたし大して気にしなかった。
そもそも葵の家は、資産家だし。
「いちおうバイトだけど社会人なのに仕送りもらってんだ」
とも言ってたからね。
これがこの数ヶ月後に、とんでもないことになっちまったんだ。

それから、また数ヶ月は、変わらずラブラブで、葵とはますます愛が深まっていった。
葵は「一緒にいたい！結婚したい！」って酔うとたまに言うようになってたが、
しらふになると「そんなこと言ってた？ごめんね。そうできたら嬉しいけどね・・」
といってた。おれはというと、婚約者に別れを、告げきれずになんか時間が解決するかなって・・放置してた。
だから葵に同棲しようとか結婚しようっていえなかった。
実は俺は２３のときに一年だけ結婚して最悪の結婚生活だったので結婚に関しては臆病になってたのもある。

でもとにかく、葵とのセックスライフは、ますます充実していって、
縄で縛ったり、クリを大きくなるように吸引したり、葵は葵で俺のにおいが好きだと
言って、俺の体中を嬉しそうになめたりかいだりする、軽い変態カップル見たいになってた。
もう葵はセックスに関しては驚くほど開花して清純な美少女の見た目に
貪欲なほどセックスに狂う理想の女になってた。
いつもセックスが終わったら放心状態で「もうこのセックス抜きだと生きて
いけないかも・・・」って言ってたくらいだった。

でもそのころから、俺に少しずつ疑念が湧いてた。前はどんなときでも
、俺を優先だったのに、３回に一回くらいは「飲み会で遅くなるんだ」
って日がでてきたこと。あと夜中に、急に帰るって言ったら、
「ひかるさん、今日は葵の家に、帰ってこないとおもったから、寂しいから友達の家に来てるんだ」
っていうのが何度かあったこと。
メールをしてもたまに５時間くらい返ってこなくて「ごめん。マッサージいってた」とか・・・
時々、それで喧嘩になるくらいだった。
でも俺の予定が、急なことが多かったし、何より俺も朝が早いから、
寂しい思いさせてる負い目もあって、あまり追い詰めなかった。
葵の「ひかるさんが、毎日一緒にいてくれるなら、どこも行かない」
って言葉を信じてたのもある。これも後にわかるがこの葵の言葉も本当だった。。欝

そのあと数ヶ月は、さらにラブラブ度合いが、深まると同時に葵が酔った
ときやセックスの後に、それまでよりも頻繁に
「私だけ？ずっと一緒にいてくれる？」
「もう寂しくて無理かも・・・」
「このままだと葵おかしくなっちゃうよ」
って言うようになった。
俺が、ものすごく愛してることを伝えると
泣きながら「絶対だよ。葵を幸せにしてね。寂しいよ。愛してるの。
光さんだけを愛してるの」って言うのがお決まりになってた。
それと時々「葵、もう就職ちゃんとしないと親に返って来いって
言われちゃう・・それかお嫁さんにしてくれる？でもひかるさん
結婚トラウマだもんね・・・」
なんてのも言ってた。
この時に気付けば被害は最小だったんだよ・・・うつだなあ・・

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