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■ネットカフェでH

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 僕は普通のサラリーマンですが、彼女 -加奈はちょっと特殊な仕事についており、土日の多くは仕事。おかげで会える日が少ない。


 先月、三週間ぶりにあって映画に行こうということになった。
 劇場につき、さぁ入ろうとチケットを買おうとすると、次回は満席で良い席が空いていなかった。人気の映画だから仕方ないかと、さらに次の回の座席指定券を買い、時間をつぶすためにネットカフェへ。
 加奈は読んでいない漫画を抱えてブースへ。僕は、メールチェック。

 PC で作業を終え、顔を上げると加奈が本を持ったまま睡眠中。
 仕事で疲れているのかなぁと思いつつ、その寝顔につい興奮して軽くキス。彼女がかすかに目をあける。
 本を机の上に置き、再度キス。半分寝ている彼女は、まだ反応がない。反応がない事を良い事に、キスをしながら胸をまさぐる。

 徐々に、彼女がキスに反応し始める。
 ついばむようなキスが、ディープキスに。
 息が乱れる彼女の耳元で「興奮してきちゃった」とつぶやくと、うなずく彼女。

 これはもう、行くしかない。

 僕の右足に加奈にまたがせて、お互いに向き合い、激しいキス。キスで口をふさぎながら、服の上から丁寧に胸をもむ。
 無意識にだろうか、加奈の腰が前後に動き始めた。太ももにこすりつけて、刺激を得ようとしているのが分かる。
 加奈を支えていた左手はそのままに、胸を愛撫していた右手を下げて行く。
 腰から、さらに下へ。
 スカートの横から、手を潜り込ませ、素肌を包むストッキングに触れる。

 今度は逆に、下から上に、指を滑らせて行く。太ももで止められているストッキングを超え、パンティに到達。
 上から指先で触ると、それだけで分かるほど、加奈のアソコは濡れていた。
 二週間ぶりの上、ネットカフェの性質上、壁は天井まで無いので、外からいつ見られるか分からない状況が、異様な興奮状態を生み出す原因になっていたのだろう。僕自身も、そうとう興奮していた。

 指先で刺激を送っていると、加奈の腰の動きがだんだん大きく、早くなって行く。
 僕が指を動かすのをやめても、腰の動きは止まらない。ときどき、声を我慢しているのが分かる。
 僕の首に回していた腕に力が入り、耳元で加奈が言った。

 「駄目、声、出ちゃう」

 お互い、服は着たままだ。だから僕は言った。
「シャツ噛んで良いから。声は我慢しないと周りに見られちゃうよ?」
 シャツを噛み、声を我慢する加奈。隣り合っているブースの人には気が付かれていそうだけど、お互いもう止まらない。

「んんんん……、あぁ……」
 という声がして、加奈の体が硬直。シャツが口から離れる。
 イッたな。
 イッた直後の、ドロドロになったアソコに、布一枚を隔てて、指はまだあった。パンティの横から指を滑り込ませ、直接触る。
 思った通り、大洪水だ。
「ん……んん……」
 イッた直後のまどろみの中にいる彼女に、容赦なく刺激を与えて行く。

 耳元で僕が囁く。
「入れていい?」
 加奈がうなずくのが分かる。
 足にまたがっている加奈をいったん横に座らせ、右足からパンティを抜く。財布の中に入れてあるゴムを取り出し、自分のズボンを下ろす。

 二週間分たまった一物が限界まで大きくなっている。
 シャワーも浴びていない、我慢汁でベトベトのそれを、加奈は膝をついて、ためらい無く口にくわえた。
 加奈は、正直なところフェラが上手いわけではない。が、興奮状態の今はついつい発射してしまいそうになる。

 口で果てるくらいならば。
 加奈を立たせ、ゴムをつけ、そのまま対面姿勢で。硬くなった一物を、加奈の細い指が誘導し、濡れ濡れのあそこに迫る。
 加奈のあそこに、先端が触れる。ぬちゃ、という音が聞こえてきそうだ。
 「ん……」
 加奈の口から、こらえきれなかった声が漏れる。

 そのまま、ゆっくりと腰を落として行き、奥まで入りきる。
 彼女の温度を感じながら、強く抱きしめる。
「あぁ……」

 しばらく、中の感触を楽しんでいると、加奈の腰が徐々に動き始める。前後に、上下に。周囲を気にしてなのか、単に動きにくいからなのか、ゆっくりと。
 抱き合ったまま、腰だけが動く。
 彼女の吐息が耳をくすぐる度に、僕自身の興奮も高まって行く。

「イキそうだ」

 抱き合ったまま、彼女の耳元で、僕がつぶやく。とたんに彼女は動きを止めた。
「いっつもじらすんだから、今日は私がじらす」
 首にまわしていた手をほどき、彼女の手が僕の顔を挟む。彼女の、いたずらっぽい笑顔が、視界いっぱいに広がる。
 濃厚なキス。

 このじらし、一度イッた加奈にはまだ余裕がありそうだ。けど、三週間ぶりの僕にはキツすぎる。
 加奈がかすかに動く度に刺激され、イききれない生殺しの状態が続く。実際には、本当にわずかな時間だったのだと思う。
 けど、僕には長く、とても長く感じた。

 まだじらそうとする加奈の腰に手を回し、上下に動かそうとすると、ようやくあきらめてくれた。
 声を出せない状況で、かすかに聞こえるクチュクチュという音と、お互いの荒い息だけがブースに響く。

「イキそう……」
 最初にそう口にしたのは加奈だった。

 思えば自分がイキそうだったからこそ、その良さを長く楽しむために動きを止めたのだろう。
 もう、お互い止まることはできない。そういう状態だ。
 下から、僕も腰を突き上げる。加奈が、中でイク瞬間を久しぶりに見たかった。自分がイキそうになるんのを必死で押さえる。

「もう、だめっ!!」

 ひときわ強く腰を打ち付け、反対側に倒れ込むような勢いで首をのけぞらせ、加奈はイった。
 そのまま後ろに倒れ込みそうだったので、あわてて抱き抱える。そうとう深くイッたのだろう、加奈は気を失っていた。
 悲しいことに、極限まで追いつめられながら、僕はまだイっていなかった。
 加奈には悪いが、これ以上の生殺しには僕が耐えられそうにない。

 入れたまま、ソファーに押し倒す。
 横になった加奈の中で、限界の堅さになっているぼく自身の抜き差しを始める。完全に目覚めたわけではなさそうだが、加奈はかすかに意識を取り戻していた。
 けど、もうなにがなんだか分からなくなっているようだ。
 声を上げそうになっているお互いの口を、キスで無理矢理塞ぐ。お互いの口の中を、お互いの舌が、乱暴にかき回す。

 口を話して、加奈の耳元で言う。
「イくよ?」
 声を出してはいけない、という意識はあるのか、加奈は自分の指を噛み、声を押し殺したまま、目も開かず、激しくうなずいた。
 いや、うなずいたように見えただけで、顔が単に上下に動いただけだったのかもしれない。ものすごい感じ方をしていることだけはよく分かった。

 限界まで耐え、彼女の中で僕はイッた。その直後、加奈も前進を痙攣させながらイッた。今日三回目だ。
 軽く意識を失っている加奈に、キス。
 しばらくまどろんでいると、映画の上映開始まであまり余裕がなかった。お互いあわてて服装を整え、ネットカフェを飛び出した。




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